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【第9回】Kevlar Beltについて

Kevlar Belt について ●Fitnessマシンに使用しているベルトをよくケブラーベルトと呼んでいますが、ケブラーベルトとはどういうもの? 米国の大手化学製品メーカー・DuPont(デュポン)社が開発したアラミド繊維の一種 分子構造が剛直で直鎖状の骨格を持つために、高い強度と弾性を持ち、特に引っ張る力に強い。 フィットネスマシンで使用されているケブラーベルトと呼ばれているベルトもこのKevlar繊維が埋め込まれています。 ※下記写真のようにプーリーもケブラーベルト用のプーリーになります。 ケーブルに比べ直進方向の引張り強度は高いがプーリーとの設置面が大きい為、振動を拾いやすい。またケーブルと比べ横の動きに弱い。 ■施設使用での点検:注意 ① ベルトが方向転換する場所 ケーブルもそうですが、取り回しで縦方向から横方向に代わる際にベルトにひねりが入ります。この部分はベルトの脱落、ベルトの破損が多いです。 プーリーからプーリーへの距離が長ければ長いほどたるみがおきやすく脱落の可能性が高くなります。 また、ベルトのたるみが原因でベルトがプーリーのガイド部分に干渉しプーリーが下記写真のようにかけてしまう事があります。 ※ベルトにたるみ(遊び)があれば調整が必要になります。 ・方向転換している場所 ・プーリーのガイド部分の割れ ※この割れが原因でベルトに傷が入りほつれの原因になります。 ② 動作時の「ギィーギィー」音 特に高重量で動作時、ベルトがカム/プーリーに巻き込む際に異音がします。 ※急に切れることはないですが、ゴムの劣化によりゴムが固くなっている為、ベルトの亀裂などは確認が必要。 ベルト表面が固くなり音がするので、応急的な対処としてはベルト鳴き止めなどを塗るかグリスを擦りこむ ・カムの巻き込み                ・プーリーの巻き込み   ③ 下記写真のようにプーリーにガイドがなく丸みがあるプーリーは横ずれの可能性が高い為、注意。ベルトが横ずれしフレームに干渉、ベルトが破損することがあります。 ■施設での点検:交換を検討 ①汚れキズ/亀裂 ※この場合プーリーのキズも確認が必要 特に足元についているプーリーは、埃、ゴミなどが溜まりやすくキズなどのリスクが高いです。 ・ベルトの汚れ                   ・埃、汗などによるベルトの変色 ・プーリーのキズ                 ・プーリーの割れ ②ベルトの破損 ※この場合、ベルトのたるみ、プーリーのキズ、汚れ、ガタなどをしっかり点検。 ・ほつれ                   ・亀裂 ■最後に ケプラーベルトは引張り強度は高く丈夫な素材ですが、使用環境、日々のメンテナンスなどにより破損することもありますので、日々の点検、確認は必要になります。 この事をすることで、ベルトの寿命は延びパーツコストも抑えられますので是非、確認してみて下さい。

【第 10 回】ガイドロッド / ポップピンのメンテナンス方法1

みなさん、こんにちは。 今回はトレーニングマシンで一番触れることの多い、ポップピンと意外と疎かにしがちなガイドロッドの簡単なメンテナンス方法を解説していきます。 ①ガイドロッド(ウェイトを支える2本の支柱) ウエイトマシンについているガイドロッドの清掃、潤滑状態は、ウエイトマシンの動作に大きな影響を与えます。 ガイドロッドはウエイトスタックが上下運動(滑走)する際に発生する摩擦を軽減させる為、常に良い滑走状態にする必要があります。 ・清掃 ガイドロッドは潤滑材を使用している為、常にホコリ、汚れが付着しやすい状態です。 汚れたガイドロッドに潤滑剤を塗布しても付着した汚れの影響で摩擦を強めることがありますので、汚れをしっかり除去してから潤滑剤を塗布する事をお勧めします。 清掃はパーツクリーナー等の洗浄剤でガイドロッドの汚れをしっかり拭き取り潤滑材が付着しやすい状態(下地)を作ります。 油汚れを落とし、脱脂 ・潤滑剤 ガイドロッドには摩擦を軽減する為にメッキ処理を行っているものが多いですが、潤滑ができていないガイドロッドはウエイトスタックの上下運動(滑走)時に摩擦抵抗が大きくなり、ガイドロッドの破損、ケーブルのたるみに繋がる事もあります。 潤滑にはシリコ-ンスプレーを使用しますが、シリコ-ンスプレーをそのまま吹き付けると床などにもシリコ-ンオイルが付着し滑る事があります。 必ずウエス等に塗布してから潤滑を行なって下さい。   ②ポップピン(シート調整、可動部の位置を調整、固定するもの) 一般的な形状(ノブを引き動かす形状)   アーム/リンク付き形状   レバー形状   基本的なポップピンの仕組み ・潤滑剤 日々のメンテナンスでは、ポップピンの清掃は分解しずらい形状のものが多い為、基本的にはノブ/リンクを引いた状態で潤滑剤の注油を行います。 固定部が六角ナット形状  (分解が簡単な形状) ・モンキーレンチで分解⇒②パーツクリーナーで洗浄⇒⓷グリス注油⇒取り付けを行い完了 特に足元に着いているポップピン、ノブを上に引き上げるタイプのポップピンは汗や埃の侵入がしやすい為、横向きに着いているポップピンよりバネのサビるリスクが高いです。 ※ポップピンンを外すと支えているアームなどが落ちてくる事がありますので注意です。        

【第 11 回】ポップピンのメンテナンス方法2とシート取り付け・清掃

ポップピンのメンテナンス方法2とシート取り付け・清掃 ①■ポップピンノブ(シート調整、アームの位置を調整、固定するノブ) 前回、メンテナンス方法をご紹介させて頂いたポップピン可動部のメンテナンスとは別に今回はポップピンノブについてのメンテナンス方法をご紹介させて頂きます。 ポップピンノブとは:ポップピンを引く、または押す為のパーツ 使用環境にもよりますが、上記写真のようなノブタイプのポップピンはノブが緩むことがあります。 (日々の使用でノブをつかみ可動する事、振動などが原因です) 緩んだまま使用しているとノブが取れ怪我にもつながりますので締め付けの点検をお勧めします。 ※Recyfitではポップピンを分解している為、すべてのポップピンにロックタイト263という緩み止めを塗っています。 耐熱用、高強度タイプのネジ緩み止め用接着剤。 ネジ部の隙間をシールし、液体などの侵入や腐食・摩耗を防止できる。 約20分で固着するが、完全に硬化させるには24時間必要となる。 ①特殊工具がない場合 ポップピンは下写真のようにラジオペンチなどで押さえることをしないと回ってしまいますので、ピンを固定し ロックタイトを塗布⇒ノブを固定 ②バイスプライヤーでの固定 ポップピンが回らないようにバイスプライヤーで固定⇒ロックタイト塗布⇒ノブを固定 ■①シートの正しい取り付け方法 ・点検 フィットネスマシンのシート/パットは使用時の擦れ圧迫により固定ボルトが緩むことがあります。 ボルトが緩んでいる状態で使用することによりボルト/メネジの破損、フレームの削れ、破損に繋がりますので修理コスト を下げるためにも点検が必要です。 締め付け例 ※シートの締め付けは締め方により後に緩みやすくなる為、下記の締め付け順序で行うと緩みにくくなります。 締め付け順序 左図:2本の場合:交互に少しずつ締め付け/絶対に片方ずつ締め付けをしない 中央図:3本の場合:対角に少しずつ締め付けを行う/絶対に1ヵ所のボルトを締め付けしすぎない 右図:4本の場合:対角に少しずつ締め付けを行う/絶対に1ヵ所のボルトを締め付けしすぎない 取り外し手順 取り外しは反対に外側からまたは小さなボルトから、対角線上に緩める。 ※注意 シートのメネジは締めつけしすぎると空回りしてしまいますので注意が必要です。 下写真のようにメネジはシートに刺さるように固定され回らないようになっていますが、強い締め付けを行うとシートの木が削れたり、メネジのツメが破損することがあります。この事によりボルトを締め付けできなくなります。 清掃 清掃は基本的に中性洗剤、シートクリーナーなどを使用 ウエスだけでなく歯ブラシを使用するとシートの目に入った汚れを落とすことができます。 ※パーツクリーナーなどの洗浄剤は汚れ、べとつきなどは落ちやすく綺麗になりますがシートが変色したりする可能性が高い為、使用しないほうが良いと思います。

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