ボディビルジム、学校、リハビリ施設…といったところで、ウェイトトレーニングマシンを導入しようとする場合、理想的なのは、新しいマシンでフルラインをズラッと揃えることであるが、現実的には予算等の都合で難しく、トレーニングマシンの導入をあきらめてしまっているケースも多いのではないだろうか。しかし、“中古マシン”を活用すれば、低価格だが十分使えるマシンを導入することも可能なのである。一口に中古マシンといっても、程度は様々であり、中には大手スポーツクラブにおいてまだ十分に使えるものであるのに、リニューアルによって中古マシン市場に流通してくるものもある。また、業者によってはしっかり修理、部品交換も行い、場合によってはフレームの塗装も行い、一見したところまるで新品のような状態までの作業を行うところもある。実際、中古マシンを中心にジムを作った事例は多くあるようだ。そのような中古マシンの利点と、購入の際の注意点を紹介していこう。
中古であるから当然といえば当然であるが、マシンによっては新品とあまり変わらないコンディションのものもあるので、これはかなりのお得感があるだろう。また、販売前に業者でしっかりとリペアされていれば、決して“安かろう悪かろう”とは言えない。価格的には新品の1/3〜1/5ぐらいのものが多く、その価格的メリットは大きい。しっかりとマシンの選定を行うことができれば、低予算でありながら充実した施設を造ることも十分可能である。
新品のマシンの場合、多くは海外からの輸入品のため、購入前に実機を試すことができないことも多い。しかし、中古マシンは、“在庫品”であるので、実際に試して、使用感・コンディション等をしっかり確認して、納得した上で購入できるのである。施設において、指導者がそのマシンに自信を持っていることは重要ではないだろうか。また、古いタイプのマシンでも、意外に優れた使用感のマシンも多い。往年の名機とも言える逸品が出回ることも珍しくないのである。
中古マシンの場合は、“とりあえず”必要なもの、在庫のあるものを購入しておき、その後、必要に応じて買い足していくことも行いやすい。例えば、一気に施設を造ることが予算的に難しくても、まずは必要性の高いものから揃えていき、年度ごとに、または予算が準備でき次第、マシンを購入していくのも一つの方法である。次に、中古マシンを購入する上での注意点を挙げてみよう。
あくまで中古マシンであるので、消耗している部分もあるのが実情である。できれば、実際に実機を見に足を運び、自分の目でコンディションを確認することをお勧めする。その上で、どの程度まで修復するのか、そしてその場合に費用はどれぐらいかかるのかを業者に相談するとよい。 ただ価格が安いのが中古マシンの大きな魅力であるので、最低限、そのマシン本来の機能を満たしていれば、それ以上の費用をかける必要はないことが基本である。また、修理の場合だけには限らないが、シートを希望の色に張り替えることも出来るので、ジムの雰囲気にあった、もしくは統一感を出して雰囲気造りを行うのもよいだろう。
価格的には魅力のある中古マシンであるが、市場に出てくるのはあくまで下取り等が主な経路であるので、人気のある機種だとなかなか出回らない場合もあるのが実情。したがって、原則的には、在庫品からの販売になるので、導入希望マシンが多い場合、一度に揃えることは難しい場合もある。ただ、そのような場合でも、予約を入れておけば優先的に情報を流してくれたり、場合によっては海外まで探してくれる場合もあるようだ。ぜひ、業者へ相談してみるとよいだろう。
販売前にリペア、整備されて販売されるわけであるが、ハードな使用も想定されるトレーニング器具であるので、購入後のメンテナンス体制がしっかりしているかを確認しておこう。また、メンテナンス体制がしっかりしているということは、中古マシンのリペアのレベルも高いということでもある。