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Machine Recycle Vol.2 中古再生マシンの整備

中古マシンを利用して、低予算でジムを造ることができるメリットを前回紹介したが、今回は、実際のマシンの再生作業の流れを紹介していこう。

① 清掃

 多くの中古マシンは、フィットネスクラブで使用されてきたものなので、クラブ内での案内や注意書き等が貼られていることが多い。そういった前のユーザーの痕跡は、もちろん購入者にとっては必要のないものなので、きれいに剥がす。また、長年の使用により、埃や汗の跡が残っている場合があるので、これらもきれいに取り除く作業を行う。さらに、錆が生じている場合もあるので、これらも除去を行う。特に、カーディオ系のマシンの場合、外観はきれいでも、カバーを開けてみると、静電気によって埃がたまっていたり、また運動の特性上、汗が内部に入り込むことが多いので、予想以上に汚れていることが多い。この点までしっかり清掃されているか、販売業者に確認した方が良いだろう。

② 部品交換

 ウェイト系マシンの場合、ケーブル等が消耗している場合も多く、中には表面のビニールカバーは剥けてしまっている場合もある。すぐに切れてしまうことは無いが、交換を行う。部品交換の基準としては、あくまで現状渡しが基本となるので、使用上で問題のない程度までの作業が通常である。もちろん、費用をかければ、より新品に近い状態まで手を加えることも可能だが、そうなると、中古マシンの魅力である価格面でのメリットが少なくなってしまうので、得策ではないだろう。

③ 動作確認

 中古マシンの場合は、“とりあえず”必要なもの、在庫のあるものを購入しておき、その後、必要に応じて買い足していくことも行いやすい。例えば、一気に施設を造ることが予算的に難しくても、まずは必要性の高いものから揃えていき、年度ごとに、または予算が準備でき次第、マシンを購入していくのも一つの方法である。次に、中古マシンを購入する上での注意点を挙げてみよう。

④オプション

 中古マシンでジムを造る場合、メーカーは様々なものになり、シートやフレーム色は異なってしまうので、統一感は出ないことが多い。それが逆に“味”になるので良い面でもあるのだが、希望があれば、オプションとしてシートを希望の色に張り替え、フレームの塗装を行うことも可能である。その場合、マシンの大きさによってかかる費用も異なってくるが、マシンのカラーはジムの雰囲気づくりには非常に大きな要素なので、こだわったジムを造りたい場合には十分に見合うものになるだろう。また、そこまで労力をかけたマシンには、その後の長い使用においても愛着を持てる一台になるのではないだろうか。

 次に、実際に中古マシンを中心にジムを造り、先に述べたシート・フレーム色をオプションでアレンジした事例をご紹介しよう。神奈川県横浜市にあるエヌズ・アスリート・ファクトリーでは、移転に伴うリニューアルにおいて、アスリートの利用者が多いこともあり、中古マシンを利用して本格的なジムスペースを設けることになりました。院長の成田氏は、実際に中古マシンのショールームにも足を運び、自身のトレーニングの経験に基づき、また、利用される方のレベルまで考慮してマシンの選定にあたられました。その際、中古マシンを活用すると、統一感が出ない事が悩みでしたが、業者に相談したところ、カラーは希望のものに塗装できることを聞き、迷うことなく行うことになられました。カラーについては、色見本を見て、イメージを膨らませながら選定を行い、結果、利用者にはアスリートが多いこともあり、青いフレームにグレーのシートの、落ち着いた雰囲気を出しながらもハードさも感じられるものに決定しました。実際、出来上がってくるまでは、心配な面もありましたが、納品されてきた実物を見て、非常にイメージに合うものであったので、十分満足できるものだったそうです。

 このように、中古マシンでも、アレンジを加えて施設にマッチさせることは十分可能である。ある意味ではオリジナルのマシンとも言えるだろう。 これから、中古マシンを利用してジム造りを考えている方は、ぜひ、マシンのカラーにまでこだわってみてはいかがだろうか。

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