みなさん、こんにちは。
今回はトレーニングマシンで一番触れることの多い、ポップピンと意外と疎かにしがちなガイドロッドの簡単なメンテナンス方法を解説していきます。
ウエイトマシンについているガイドロッドの清掃、潤滑状態は、ウエイトマシンの動作に大きな影響を与えます。
ガイドロッドはウエイトスタックが上下運動(滑走)する際に発生する摩擦を軽減させる為、常に良い滑走状態にする必要があります。
・清掃
ガイドロッドは潤滑材を使用している為、常にホコリ、汚れが付着しやすい状態です。
汚れたガイドロッドに潤滑剤を塗布しても付着した汚れの影響で摩擦を強めることがありますので、汚れをしっかり除去してから潤滑剤を塗布する事をお勧めします。
清掃はパーツクリーナー等の洗浄剤でガイドロッドの汚れをしっかり拭き取り潤滑材が付着しやすい状態(下地)を作ります。
油汚れを落とし、脱脂
・潤滑剤
ガイドロッドには摩擦を軽減する為にメッキ処理を行っているものが多いですが、潤滑ができていないガイドロッドはウエイトスタックの上下運動(滑走)時に摩擦抵抗が大きくなり、ガイドロッドの破損、ケーブルのたるみに繋がる事もあります。
潤滑にはシリコ-ンスプレーを使用しますが、シリコ-ンスプレーをそのまま吹き付けると床などにもシリコ-ンオイルが付着し滑る事があります。
必ずウエス等に塗布してから潤滑を行なって下さい。
②ポップピン(シート調整、可動部の位置を調整、固定するもの)
一般的な形状(ノブを引き動かす形状)
アーム/リンク付き形状
レバー形状
基本的なポップピンの仕組み
・潤滑剤
日々のメンテナンスでは、ポップピンの清掃は分解しずらい形状のものが多い為、基本的にはノブ/リンクを引いた状態で潤滑剤の注油を行います。
固定部が六角ナット形状 (分解が簡単な形状)
・モンキーレンチで分解⇒②パーツクリーナーで洗浄⇒⓷グリス注油⇒取り付けを行い完了
特に足元に着いているポップピン、ノブを上に引き上げるタイプのポップピンは汗や埃の侵入がしやすい為、横向きに着いているポップピンよりバネのサビるリスクが高いです。
※ポップピンンを外すと支えているアームなどが落ちてくる事がありますので注意です。